銀座・グリルスイス:漢なら一度は食べておきたい元祖カツカレー



「小学生のころの好きな食べ物は?」



こう聞かれたら何と答えますか?



昭和生まれが小学生だったころ、平成生まれが小学生だったころの好きな食べ物をぐるなびが調査したところ、両方ともに「カレーライス」が1位になったそうな。



平成生まれは第2位の「寿司」と僅差になっていますが、昭和生まれは50%を超えてぶっちぎりの1位。ちなみに、2位はオムライスとハンバーグ。



そんなカレーの王に君臨するのはカツカレー。誰に聞いてもカツカレーでしょう。グリーンカレーやスープカレーも良いがあれは変化球。カツカレーは豪速球のストレート。野球部ならなんとなくわかるでしょう。



そして、カツカレーがどこで生まれたのか知っているでしょうか。意外にも東京・銀座らしい。正直さんぽで関根勤が言ってたので調べてみると、やはりそうらしい。



昭和25年ごろ巨人に在籍した千葉茂という選手が腹が減ってたくさん食べたい、早く食べたい、ガツンと食べたいと思いついたのがカレーにカツを乗っけたカツカレーらしい。



というわけで、早速、銀座にあるグリルスイスに行ってみることに



店内は広くはないものの、席数は結構ある。11時30分ごろに入ったけど入店率5割ぐらいだったのでピークタイムだと満席かな?



カウンターの席に座ると、目の前に「千葉さんのカツカレー」のポップ。価格は1400円。うっ・・・高い。さすが銀座や・・・。



銀座の洗礼を受けるも、店員さんが持ってきたメニューには1080円の「元祖カツカレー」があったのでそちらを頼むことに。



千葉さんのカツカレーとの違いは、カツが120gから60gになっていること、ポークロースから肩ロースになっていることらしい。



別に千葉茂と同じカツカレーを食べにきたわけではないので、これでよし。カツも60gぐらいがちょうどよし。



あったかいスープが先にきた。特別なスープじゃない普通のジャガイモのスープ。でも、おいしい。



そして、カレーの王様カツカレーがやってきた。ルーは半分がけじゃなくてぜんがけ。とても嬉しい。



カツはもちろんカリッとしてる。肉の断面はほんのり赤みがかかっていてジューシ。口のなかで肉汁光線が発射される。



ルーもコクがあって、辛さもちょうどいい具合でうまい。カツと一緒に口に放り込まなくてもうまい。



まずいカレーなんてこの世に存在しないと思うし、舌が抜かれるほどうまいかって言われるとそうでもないけど、うまい。確かにうまい。



漢なら一度は食べておきましょう、元祖カツカレー。