※ド素人が偉そうに書いています。お笑いは味覚みたいなもんで人それぞれ(異論は認めないということでなく、むしろウェルカム)ですのでそれを踏まえた上で見てください。
第1回目は、超絶もやもやの結果で終わったキングオブコントですが、今年でもう第7回を数えることになりました。
第1回で審査方式に不満が多く寄せられ、第2回から審査方式が変更。さらに、今年も審査方式が変更されました。
第2回から第6回までは準決勝で敗退した芸人100人が1人10点で評価する点数方式を取っていて、さらに1組2回ネタを披露することができました。つまり、2000点満点でいっちゃん点数が高ければ勝ちという非常にわかりやすい方式。
そして、今年は決勝への進出者が8組から10組に増えて、一騎打ち方式となりました。それに応じて、準決勝で敗退した101組の芸人が面白いと思った組に1票を投じるという投票制に変更。
そして、決勝を勝ち上がった組は最終決戦に進出。最終決戦では、5組が順にネタを披露。1組目と2組目が最初にネタを披露し、決勝と同じ投票制で多くの票を集めた組が暫定王者となります。3組目からは暫定王者との一騎打ち方式。ただし、暫定王者はネタを披露しない。
というちょっと複雑で、最終決戦では順番によって明らかな不利があるという、またまた賛否でそうな方式となりました。
前置き長くなりましたが本題。
第1試合
結果 | 俺ベスト | |
---|---|---|
シソンヌ | 54 | × |
巨匠 | 47 | ○ |
僅差なので分かれるところなんでしょうけど、僕は巨匠の方が好きだったかなー。
第2試合
結果 | 俺ベスト | |
---|---|---|
ラバーガール | 83 | ○ |
リンゴ・スター | 18 | × |
エンタの神様でも唯一常に笑えてたのがラバーガール。優勝候補筆頭なわけですが、決勝も安定のクオリティで圧勝。ただ、安定して笑えるんだけど、いつも同じようなネタで爆発もしないよねっていうのが正直なところ。最終決戦に何か残しているんだろうと期待。
第3試合
結果 | 俺ベスト | |
---|---|---|
バンビーノ | 58 | × |
さらば青春の光 | 43 | ○ |
さらば青春の光は事務所となんやかんやあって契約解除→フリー→個人事務所を開いて苦労しながら活動しているらしい。キングオブコントで優勝するために1ヶ月5本のネタを書いていると紹介VTRにあったけど、それが下ネタっていうのがちょっとなぁ、とやっぱり思ってしまう。
去年のネタはめちゃくちゃおもしろかったのにそれと比べても落ちるよねというのが正直なところ。2択しかないけど、消去法でバンビーノに票を投じた組も結構あったんじゃないかな。
バンビーノのああいう音を絡めて世界観を示すネタは嫌いじゃないんだけど、2回目までの天丼見た時点でその後の展開が想像ついてしまったかな。よくある展開のネタという感じ。2700のキリンスマッシュみたいに終始天丼だけど想像がつかないネタが好き。
第4試合
結果 | 俺ベスト | |
---|---|---|
ラブレターズ | 7 | × |
犬の心 | 94 | ○ |
票数こそ大差になったのものの、点数差ならどうなんだろう。どちらもずっと単調だったかなー。行ききらない感じ。ネタ8本目も見ていることもあってもうちょっと爆発的なネタが見たいと思ってしまう。
第5試合
結果 | 俺ベスト | |
---|---|---|
チョコレートプラネット | 80 | ○ |
アキナ | 21 | △ |
ここまで爆発的な笑いが1つもなかったんだけど、チョコレートプラネットが突き破ったかな。ポテチの袋が開けづらいというあるあるを業者のおっさん入れて独自の世界観を作ってるのがおもろ素晴らしいw
世界観を膨らますボケもとても良いし、道具で笑わせてくれるコント感もあってようやく面白いコントが見れたなーという感じ。
対戦相手のアキナも点数差以上に面白かったなー。今日から町の公園で「とれへん」と言い寄ってくるガキが増えるかもしれん。
圧倒的な点数差があった第4試合のあとだからかもしれないけど、アキナは他のところとやってれば普通に最終決戦に進んでたと思う。あと、この審査方法だとどちらも甲乙つけがたいけど、大差になってしまうという問題はやっぱりあるなー。
最終決戦
1試合目 | 2試合目 | 3試合目 | 4試合目 | |
---|---|---|---|---|
チョコレートプラネット | 83 | 85 | 61 | 24 |
バンビーノ | 18 | ー | ー | ー |
犬の心 | ー | 16 | ー | ー |
ラバーガール | ー | ー | 40 | ー |
シソンヌ | ー | ー | ー | 74 |
そして、最終決戦。最初にネタを披露したのがチョコレートプラネット。最終決戦は決勝と同じく少し変わった世界観とボケで勝負するネタ。途中でボケが一辺倒かと思いきやバリエーションもあって飽きないし、最後まで笑えて面白かった。
対するバンビーノは、決勝にも増してぶっ飛んだ世界観のコントを披露するも、ぶっとびすぎてて理解できないまま終わってしまった感じ。世界観もボケも強烈だから味が濃すぎるし、それでいてボケもバリエーションないから途中で飽きたを通り越して嫌いになっちゃったかな。
あれなら、さらば青春の光の2本目みたかったなーと思ってしまう。
ラバーガールは、決勝戦に続いて安定のズレコントを披露。最終決戦に何か残しているだろうと期待したけど、やっぱり安定して笑いを取ったまま終了。エンタとかネタ見せ番組ならOKなんだけど、賞レースだと爆発してやっぱり何か一つ印象に残るもの、4分の中で一つ山を作らないと優勝は難しいよなーってと、思ってたらやっぱり負けちゃった。
最後は、優勝者のシソンヌ。会場がめちゃくちゃウケてたシソンヌ。人それぞれの好みだと思うけど、ほとんど笑えなかった。唯一の笑いどころは女役がブサイクすぎるところでしょうか。1本目と2本目のコントがつながっているところが同業者ウケしてたのかなーとか、最終決戦のネタ順番を決めるときのチョコレートプラネットが気に入らなかったのかなーとか色々考えたけど、やっぱり笑いは味覚みたいなもんで人それぞれなんでしょうね。
優勝したシソンヌはネタの順番だけじゃなくて、勝ち抜き戦という審査方法にも恵まれたと思うなー。去年までの面白いネタ二本集めなければいけないようならラバーガールかチョコレートプラネットが優勝だっただろうなー
最終決戦の俺ベストはチョコレートプラネットかな。次いでラバーガール。審査の内容も最後のシソンヌ以外は納得でした。大会通じての俺ベストは言うまでもなく1回戦のチョコレートプラネット。ああいう世界観を楽しめて次はどんなボケが来るんだろうと期待させてくれるコントが大好き。
そして、キングオブコントからテレビで放送される賞レースの季節が始まるわけですが、最も楽しみにしているのがTHE MANZAI。コントよりもR-1よりも漫才が大好きなのでとても楽しみ。
これからTHE MANZAIの決勝に出場する12組が決まりますが、50組の認定漫才師にはM-1グランプリ準優勝のトータルテンボスや同じく決勝に進んだ2丁拳銃も残っています。キングオブコントに出場した芸人としては、アキナやさらば青春の光が残っていますね。
トータルテンボスは、競馬番組でネタを披露することもあるけど相変わらずおもしろいし、アキナも楽しみ。
ちなみに、千鳥はエントリーしていないようです。今年は千鳥のことを叩く人がいないのはホッとするとともにちょっと寂しいなー。
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